観光業界のイノベーション:リツ陽お茶祭リが体験型観光と持続可能な経済の融合のベンチマークを設定
*パンデミック後のエコツーリズム:中国のリツ陽お茶祭リ(Liyang Tea Festival)と天目湖観光祭(Tianmu Lake Tourism Festival)が30年間の業界の進化を記念して共に幕開け
【リツ陽(中国)2021年4月16日PR Newswire】中国のリツ陽お茶祭リ(Liyang Tea Festival)と天目湖観光祭(Tianmu Lake Tourism Festival)、1991年に初めて茶文化が称賛されてから30年を記念して、4月10日に中国南東部の江蘇省にある都市、リツ陽で同時に幕開けした。祝祭は全て「環境保護の質の強化と改善の1年(Year of Ecological Quality Consolidation and Improvement)」のテーマの下で1カ月間続き、リツ陽の素晴らしい活力、レジャー、エンターテインメントを強調するため、文化、観光、テクノロジー、経済、貿易および広報、宣伝に重点を置いてお茶にまつわる一連のアクティビティーが開催される。また、開会式は複数のオンラインチャンネルで革新的にライブ配信された。
リツ陽市共産党委員会の徐華勤Xu Huaqin書記は「過去30年間で、リツ陽は社会的にも経済的にも大きな変化を経験した。一から築かれた茶産業は、単に木を植えることから文化や観光などの派生した産業を備えた現在の構造へと発展してきた。お茶の販売は、小規模の国内販売から大規模の海外輸出へと進化した。2つの祝祭を開催することにより、リツ陽市がさらなる投資を引き寄せ、同市の現代的環境保護のイノベーションのための国際的な名刺となり続ける原動力としての役割を果たすと確信している」と述べた。
リツ陽の姉妹都市である日本の石川県白山市の山田憲昭市長は開催式典で、通信衛星ビデオを使用して2つの祝祭のグランドオープンについて祝辞を贈った。式典のゲストは、白山の青少年による伝統的な太鼓のパフォーマンスを大画面で視聴して楽しんだ。2020年末までに、リツ陽は白山、カナダのチャタム・ケント、オランダのレーワルデン、ドイツのフルダを含む世界9都市と強固な姉妹都市関係を築き、常に姉妹都市の数を増やし続けている。
式典の一環としてリツ陽に授与された賞とタイトルには、中国で最も美しい観光都市(China's Most Beautiful Tourist City)、国家研究・旅行実証区域(National Research and Travel Demonstration Area)が含まれ、星を与えられた並外れたリツ陽の茶室には特別な飾り額が届けられた。また、イベントに登場した、多くの業界の国内外企業による18件のプロジェクトが合計423億2000万元の投資を得てリツ陽市政府と契約を結んだ。これは、同市が経済的および社会的な発展に大きな可能性を持つことを証明している。
式典に出席した高名なゲストには、中国科学院と中国工程院の会員、大学のリーダー、政府関係者、シンクタンクの専門家や学者、中国と海外の企業家が含まれた。
2つの祝祭は、労働節(メーデー)の休暇である5月10日まで開催され、主催者によると、白茶葉摘み、釣りカーニバル、周辺の景勝地を蛇行するマラソン、伝統的な漢服文化祭など、訪問者が選択できるすべての好みに対応する13のアクティビティーがあり、来場者を生き生きと楽しませるために次々と催される。
国際的なパンデミックの状況がまだかなり不安定であることを考慮し、2つの祝祭のアクティビティーの大半はオンラインとオフラインの両方で行われる。
▽リツ陽の茶産業と2つの祝祭
長江デルタの丘陵に富んだ地域に位置するリツ陽の優れた地理的条件と気候は、茶の木の成長に最適な環境を作る。1990年代初期から、植樹、茶摘み、焙煎の生産チェーンは、リツ陽の農業で主要な産業としての役割を担って急速に発展した。
現在、リツ陽の茶畑は7万畝(約4667ヘクタール)以上にわたり、年間産出額は15億人民元(2億2900万米ドル)に上る。その中でも代表的な「天目湖白茶」は5万畝(約3333ヘクタール)近くに広がり、年間産出額は10億人民元(1億5300万米ドル)以上だ。現在、リツ陽には300以上の茶生産・運営組織がある。
1991年に初めて祝われたリツ陽お茶祭リ、常に新しい内容のアイデアを取り入れて30年間続いてきた。環境保護の前提の下、リツ陽市は社会的経済の成長を押し上げるため、茶産業、環境保全型農業、観光の発展を加速させてきた。